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Q119.下の子に手がかかり、長男と触れ合う時間が少ないのが心配です

5歳の長男と3歳の双子をもつ母です。一人一人に100%の愛情を与える事が大切、と聞いたのですが、下の双子に手がかかって、なかなか長男と触れ合う時間が持てません。どのように愛情を伝えたらいいのでしょうか。

 

A.お母さんの愛情は子どもには必要不可欠

どの子にも一人一人に愛情を注いであげたい、と願うあなたは温かいお母さんですね。3歳児はまだまだ手がかかる時です。まして双子さんなら時間が持てないのも当然でしょう。お母さんが感じていらっしゃるように、子どもにとってお母さんは心の拠り所であり、どの子もお母さんの愛情を100%欲しています。子どもは愛情によって心が安定して成長していくからです。お兄ちゃんのことが心配でも、一緒にお風呂に入ってお母さんを独占させてあげたり、二人だけで出かける、などという時間はとれないのが現実だと思います。

 

 

短い時間でも愛情は伝えられます

そんな中でも愛情のかけ方、伝え方はあるのです。時間の“長さ”ではなく“密度”です。ちょっとしたタイミングを逃さずに、1分でも心をとめて、目の高さになって向き合い、話を聞いてあげて下さい。
例えば、下の子の服を着替えさせていれば、お兄ちゃんも着替えながらこちらを見ます。お母さんは「お兄ちゃんだから出来る」と見過ごさずに、目が合った瞬間に「お兄ちゃんは一人で出来るようになって、ママうれしいわ」とにっこり笑って話しかけてあげて下さい。

 

今できる精いっぱいの触れ合いを大切に

原則として「誉めるのは上の子から、叱るのは下の子から」です。お兄ちゃんがお母さんのそばを通る時も、肩や背中に手をかけて、耳元で「ありがとう。たまにはお母さんをハグしてね」とささやいてみるのもいいと思います。お母さんとの肌の触れ合いや言葉の触れ合い、心の触れ合いは必ずお兄ちゃんの心に響くものです。今できる精いっぱいのお母さんの愛情を感じてお兄ちゃんは育っていくと思います。

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