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Q149.新型コロナウイルスで休校している子どもたちとどう過ごせばいいですか?

小3と中1の子を持つ母親です。
新型コロナウイルス感染対策のため、学校では休校が続いています。子どもたちは、初めは楽しそうに過ごしていましたが、最近はダラダラしているように見え、私がストレスを感じています。
子どもにとって重要なこの時期、もっと勉強をしてほしいとか、身体を動かしてほしいということではなく、この降ってわいたような長期休暇を、外出を控えつつ、家庭でどのように過ごせばよいのでしょうか。

 

A.「皆がいて大変」という見方を変えてみる

新型コロナウイルスの感染拡大によって私たちの生活は一変しました。自由に外出することもままならない状況の中で、不安や不満を抱えながらも、親子でより良く過ごすにはどうしたらいいのかと考え、頑張っている素敵なお母さんですね。
これだけ学校へ行かない日が続くと、毎日ダラダラと遊んでいて大丈夫なのかと考えてしまいます。さらに、そんな姿を見ていると自分だけが頑張っているような気がして、イライラしたり、皆がいることに疲れてしまいますよね。そこで、今の大変な状況に対する見方をちょっと変えてみませんか。

 

 

丁寧にふれあえるチャンス!

皆で一緒に過ごせる「時間がたっぷりある」今だからこそ、家族との会話を通して、自分を見つめたり、相手の立場に立って考えられる“心を育てる”良いチャンス。親も子も共に成長できる時です。
家庭教育は、教育意識のない教育、生活の中に生きている教育です。子どもたちは遊んでいるだけではなく、実はお父さん、お母さん、きょうだいとの毎日のふれあいの中から、様々なことを学んでいるのです。ですから、会話を通して、お父さんやお母さんの考え方を伝えること、子どもの思いを丁寧に聞き、感じたこと、考えたことを自由に出し合えることが大事です。その中で、どうしたら皆が気持ちよく過ごせるか、家庭での過ごし方や役割などを話し合うと良いでしょう。自分の考えを出し合える経験は、これから社会へ出ていくお子さんたちにとって、きっと役に立ち、自信にもつながります。

 

見方を広げるきっかけにしてみましょう!

さらに、テレビやネットの情報を見ると、何の不安もなく過ごしていた以前までの日常生活があたり前ではなかったと気づいたり、感じることはたくさんあると思います。
社会に目を向け、感染した人や命を守るために働いている方などへ思いをはせてみたり、今私たちにできることは何か、などを話し合ってみませんか。例えば、我慢して家にいることが、自分だけでなく、家族、地域、世界を守ることにつながっていると感じることもあるでしょう。
たっぷりある時間を、子どもや家族とじっくりそしてゆっくり向き合う時間と考える。何事にも頑張れるあなたなら、そういう場を工夫して作り出していけるのではないでしょうか。あせらなくて大丈夫です。お子さんの力を信じて、穏やかな気持ちで楽しんで取り組んでみてください。その心が、きっとお子さんにも伝わります!!

 

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