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49.息子の部屋に女性の裸の載った雑誌が

Q.中学1年生の息子の部屋に、女性の裸の写真が載ったいかがわしい雑誌があるのを見つけてしまいました。母親として、どう対処したらいいでしょうか。

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A.年ごろの男の子が女性に興味を持つことは当たり前のことです。「いやらしいわね」などと批判せず、順調に成長している証拠と受け止めてください。見つけた雑誌は、そのままにしておくこと。そして、男の子であればお父さんに協力をお願いして、男女の性に違いがあることなどを話してもらうといいですね。女の子の場合も同じです。異性に関心が芽生えてきたようだと思ったら、同性であるお母さんから、「あなたも大人になってきたのね。性の話をしてもいいかしら?」と触れ合うことが大切です。

第二次性徴期に入り、異性にあこがれを持つということは、自分以外の人のことを大事に思う心が生まれてきた証しです。そのことを喜びながら、「だけど、心と一緒に身体も大人になっているのよ」と男女の性差についてきちんと伝えてあげましょう。生理が始まった女性の身体は、子どもを宿して育むことの出来る能力を持っているということ、もしもセックスに至った場合、男の子は精子を排出して終わりですが、女の子は「妊娠」という大きなリスクを背負う可能性があること。そのことを伝えるのは親の役割です。「もしも赤ちゃんができて、相手の人がそのことで、高校や大学にいけなくなったらどうかしら? 大事な人を困らせないことが思いやりなのよ」と、相手の立場に立って考えることを教えてあげてください。そして、ぜひ、わが子が誕生した時の親御さんの感激を子どもさんに話してあげてほしいと思います。「お父さんも、お母さんも、あなたの誕生を待ち望んで、生まれてきたあなたをこの手に抱いたのよ。命が誕生することは、とてもステキなことなの。だからあなたも、自分の身体を大切にして、新しい命とステキな出会いができる女性になってね」と。性教育で大切なのは、思いを込めて伝えることです。

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