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Q139.子どもたちのためと思ってきた子育てが、感情を言わない子に育ててしまった。やり直したい!

子どもたち(23歳・17歳)のためと思って、こうしなさい、ああしなさいと指示したり、過剰保護・過剰干渉・過剰期待の子育てをしてきました。そのせいか、子どもたちは自分の感じたことを言わない子になってしまいました。今からでも やり直しはできるのでしょうか?そのために、親はどのように変わり実践したらよいでしょうか。

 

A.自身を振り返り、子どもの立場になる

親は、誰でも我が子に幸せになって欲しいと願い子どもを育てています。
子どものためと思って一生懸命してきたことが、子どもの思いを無視した子育てだったのではないかと、心のあり方までご自身を振り返ることができるお母さんは素晴らしいです。その心の奥には、子どもを理解したいという心があるのですよね。

 

 

気づいた時が出発点!言葉で伝えましょう

思春期は、親から離れて自分で考え、判断したいという特徴があり、自分からはあまり話さなくなります。
母親としては寂しさもありますが、自立心が順調に育っているということです。「やり直しはできるのか?」と心配されているようですが、その反省の心があれば大丈夫です。気づいた時が出発点。お母さんが今感じていることをそのまま「よかれと思ってあれこれ、言い過ぎてしまったなと反省しているのよ。」と言葉に出して伝えてみてはいかがでしょうか。

 

お母さんが変われば子どもの見方や言葉が変わります

お母さんの反省の心が根底にあると、子どもの同じ姿を見ても、出てくる言葉が変わります。そのようにお母さんが明るく優しい心で接することで、子どもの心が安心し自分で生きる道を模索していけると思います。

 

【体験談】あるお母さんのふれあいです!!

社会人3年目(24歳)の長男の話です。社会人になってから私が話しかけても返事すらしてくれない態度を心の中で責めていましたが、どんな態度であってもまずはしっかり受け止め、話をしてくれた時にはしっかり聞いて受け止めてあげようと思いました。
ある日、長男が筋肉痛だから湿布がほしい、と話しかけてきた時に「自分で体を鍛えた」という話をしてくれて、すごいね、よく頑張ったね、と褒めてあげました。すると満足げに喜んでいる長男の姿を目の前にした時に、態度で決めつけ、私の思い通りの言葉や態度が返ってこないことを×と見ていた自分に気づきました。まずはありのままの長男を見るように努力していきたいです。

 

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