【講座】社会的自立のための子育て

開催日:2018年9月2日(日)
会場:安城市民会館 3F大会議室

 

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平成30年9月2日(日)愛知県安城市、安城市民会館において、家庭教育公開講座を開催しました。開催にあたりましては、文部科学省、安城市、碧南市、刈谷市、西尾市、知立市、高浜市の各教育委員会、公益財団法人日本ユニセフ協会のご後援を頂き、誠にありがとうございました。

 

「社会的自立のための子育て」をテーマに、当研究所の中西孝枝が、子どもの社会的自立を促すために、親はどのようにふれあっていけばよいのかを年齢・発達段階に応じて具体的な事例を通して研修しました。そして、それぞれの子どもの心をよく理解した上で子ども自身が自分で考えて行動できるようにふれあうこと、さらに子どもを一人の人格として尊重してふれあうことの大切さを伝えました。

 

 

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研修後、参加されたお母さんより、「『ハイ』という言葉に相手を尊重する意味があることを教えてもらいました。今までは『お母さん』と呼ばれたら『え?』『何?』としか応えていなかったので、『ハイ(拝)』と返事をする実践をしたい」との発表がありました。
また、「親の価値観を口やかましく押し付ける『口害』は子どものやる気をなくさせると学び、子どもの心に共感し、相手の思いをそのまま受けとめる努力をしたい」という感想も多く寄せられました。

 

 

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家庭教育が益々地域に広がり、子どもたちの豊かな心がさらに大きく育まれますように願ってやみません。開催にあたりご協力ご尽力くださいました皆様に心より御礼申し上げます。

 

参加者アンケートより

 

・「子どもを一人の人格として認める」。子どもには別の人格があることはわかっているけれど、自分の思い通りにしたいという気持ちが強くありすぎるので気をつけなければいけないと思いました。自分自身が変わる必要があると思うのできちんと意識して行動していきたいと思います。(30代女性)

 

・中・高生の母ですが、いつまでたっても子どものことが心配で口害をしてしまいます。子どもを信じて見守ることは本当に忍耐が必要ですね。親の私がまだ自立できていないのかもしれません。子どもの気持ちは変化するということを意識してコミュニケーションしていきたいと思います。(40代女性)

 

・呼ばれたら「ハイ」と返事をすることを心がけたいと思いました。話を聞いている時、さえぎって、「だ・か・ら!」と反論していたのですが、オウム返しでもいいから共感していきたいと思います。口害に気をつけます。(30代女性)

 

・寄り添う心と、瞬間瞬間の子どもの気持ち、行動を認めることの大切さを教えていただけて良かったです。「常に今からがスタート」の気持ちをもっていきたいと思います。(40代女性)

 

・離れて暮らしている子どもに新幹線に乗って会いに行きたくなりました。(60代女性)

 

(2018年10月23日更新)

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